おれ的わたし的2011ベスト | ||
■お名前
わっきー
空中に溶け出す音のブログ
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・ももいろクローバーZ /バトルアンドロマンス 学生時代人気絶頂だったモー娘も最近のAKBも嫌いじゃないけどそれほど…って程度で、あまりグループアイドルに興味がなかった自分ですが、 ももクロは初めてハマりました。あの闇雲な前のめりっぷりは見ていて気持ちがいいですね。 アイドルの売り方がよくわからないと言う大人の試行錯誤と悪ノリの間で振り回される少女達の健気さ、ひたむきさは、 ガチを全面に押し出すAKBとはまた違った良さが出てると思います。 総合格闘技の本気のぶつかりあいもいいけど、プロレス的なリング外のあれやこれやを含めた面白さもいいよね、てな感じ。 また、前山田健一をはじめイマドキの若手クリエイターが手がけるトリッキーでハイテンションな楽曲にも彼女らはよくあってる気がします。 本作だと「ワニとシャンプー」が最高! ・坂本慎太郎 /幻とのつきあい方 ぼんやりと、この人はひょっとしたらゆらゆら帝国解散で区切りをつけて創作活動しなくなるんじゃないか、 なんていう一抹の不安もありましたが出してくれてまずは良かった(笑)。 そんな本作、ソウル風味のストレンジ・ポップな楽曲ももちろん良いんですが、落ち着いた声の中に わずかにエモーショナルな起伏が感じられる彼の歌がすごく良いんですよね。 オチもなければドラマもないちょっと変な歌ばかりなのに言葉が響いてくる不思議。この人の言語感覚には脱帽です。 車でかけてたら親に「なにこの変な歌、他のにして」って言われましたけどね。おかんめ。 ・鴨田潤 /一 オチもなければドラマもない変な歌その2。どの歌もおそらくこの人の日常を歌っているだけなんだろう、 極めて個人的な内容にもかかわらず、それゆえ語られる目線の高さは聴く側にとっても圧倒的なリアリティを感じさせますね。 人生何も起こらない日常の方が多いんだから当然といえば当然なんだけど、そこを切り取って共感できる歌にする この人のストーリーテラー振りは天才的。 そしてそんな歌を散々歌った最後に"親父の歌声は俺の様にダサかった"と歌う「プロテストソング」をもってくる心憎い曲順。 全然ダサくねえよ! ・Gillian Welch /The Harrow & The Harbest 実はここ3年ぐらいずっと聴きたいと思ってたGillian Welch。本作はアコースティックな弾き語り作品。 ギターの音が流れ出した途端目の前にアメリカの乾いた空気が広がっていくようです。 やってる音楽がブルーグラスだったりカントリーだったりとかっていうことではなく、佇まいがスピーカーから沸き立ってくるような感覚。 直感的にこれは本物だ、と思わざるを得ない音と歌の存在感が本当に素晴らしいです。 ・sakana /campolano やっと新作出たかー。再生ボタンを押す。いつものギターと歌が流れてくる。ああ、sakanaだ、やっぱいいな…と、 まあこの人たちの音楽はどうしても毎回こんな風な感想になってしまうんですが、本作は最小限ではあるもののサポートが入っていたり プログラミングによるビートが使われていたりと、二人だけのささやかな音楽という路線からは若干変更されています。 そのせいかpocopenさんのヴォーカルも前作より感情豊かに表現されていて、トータルで結構ソウルフルな作品に仕上がっているように思います。 作品全体を覆う湿度もほどよくすごく心地の良い一枚。 ・埋火 /ジオラマ 今までの埋火は"歌と演奏"というシンプルな構成の中で表現するバンド、というイメージだったんですが、 本作ではそのシンプルな構成から解き放たれてより自由に表現できるバンドになったなあという印象。 見汐さんの書くメロディと歌が持つ歌謡性、バンドが持つサイケデリックな空気感が曲ごとに変幻自在にバランスを変えていくんですよね。 そして、そんな静と動とも言える大きな振れ幅の音を見事に盤に落とし込んだエンジニア中村宗一郎の仕事。申し分ないです。 ・MOGWAI /Hardcore Will Never Die, But You Will これ、タイトルが反則すぎると思うんですよね。実際は"Hardcore"ってのはアル中のことで、 酒を売ってもらえない未成年が店員に対して吐き捨てたセリフらしいんですが、音楽的な意味で素直に解釈してもこのバンドらしくてかっこいい。 しかも、内容も初期の頃の荒々しさを取り戻してるもんだからまさにって感じでやっぱりかっこいい。 結果、モグワイかっこいい。 ・踊ってばかりの国 /世界が見たい 前作も今年出ていて、本作はそれから8ヶ月ほどで届けられた新作。ということを全く感じさせないほどのクオリティ。 だらだらした演奏と垂れ流すように歌われる歌というのがこのバンドの持ち味だと思うんですが、本作はその持ち味が最大限に発揮されています。 つまり、すごく締まりのない作品なんですよね。だがそこがいい。間違いなくこのバンドは今絶好調に違いない。それが確信できる仕上がり。 ・ZOMBY /DEDICATION 前作は90年代レイヴへのオマージュのような作品でしたが、本作は打って変わってダブステップ作品として真っ向から勝負してきたような内容。 少なめの音数とその配置、そして残響、漆黒の中で静かに狂っていくかのような曲の展開はちょっとBrialに近い感じですが、 ポストロックのフィルターを通したような曲があったり生音を取り入れたりと、ベースミュージックの枠に収まりきらない作風は さらに一歩先を行っている印象ですね。 ダブステップ版フライング・ロータスと言いたくなる芸達者さ。 ・騒音寺 /ダイナマイト・ソウル 暑苦しいなべの歌が生きるのは騒音寺が奏でるロックンロールしかないのは間違いない。 でももっと生きるのは本作みたいなブルーズ度の高い作品だ!ってことで、 本作は個人的な印象では騒音寺史上もっともブルーズ度の高い作品になっていると思います。 いつも以上に饒舌に、なべと同じぐらい歌いまくるギター、ベース、ドラムはいい感じに粘り気があって突っ走るだけではない懐の深さを感じるんですよね。 これは紛れもない騒音寺の代表作。 次点 ・salyu x salyu /s(o)un(d)beams ・テニスコーツ /ときのうた ・蝉 /3 ・Oortaichi /Cosmic Coco, Singing For A Billion Imu's Hearty Pi ・KA.RA.O.KE_PIRATES feat.LRME /(UNTITLED) ・山本精一 /ラプソディア ・穂高亜希子 /ひかるゆめ ・OKI DUB AINU BAND /HIMALAYAN DUB ・ラキラキ ワズ 真保 タイディスコ /Futuristic Handiwork ・豊崎愛生 /love your life, love my life |
■2011年にリリースされた作品以外で、よく聴いた音楽
・見汐麻衣 /ひきがたり2
・Dub Taylor /Lumiere
・The Red Crayola /The Parable of Arable Land
・The Red Crayola /God Bless The Red Krayola And All Who Sail With It
・Soom T & Disrupt /Ode 2 A Carrot
■今年のこの1曲
クラムボン /はなさくいろは
クラムボン初のアニメテーマ曲がこの作品だったというのは本当に幸福な出会いでした。
もっと言うとPA WORKSの作品だったのが良かったのかも。
ED映像のあの紅葉の色彩とクラムボンのピアノサウンドの美しさはミトさんの思惑通り『True Tears』のOPを思い出さずにはいられないし、
実際曲自体もメロディや歌詞の随所にそのOP曲であるeufoniusの「リフレクティア」をはっきりと意識できる部分があったりして、
ミトさんの並々ならぬ愛情を感じることができるんですよね。
単なるアニメのEDテーマ曲としてはあまりにも気合が入りすぎている(笑)。
■ライブ、イベント等々で良かったもの
ネット配信でみたライブベスト3
・小室哲哉@DOMMUNE
・パードン木村@DOMMUNE
・鴨田潤@UST
TKのDOMMUNEライブはFREEDOMMUNEが悪天候のために中止になった日の深夜、というか早朝4時ごろに始まったもんで、寝落ちしかけでしたが
そんな時間帯のテンションで聴くコムロサウンドはなかなかに格別でした。
■音楽以外でのベスト10
音楽以外じゃないけど自己満足でやってやる!ももクロベスト10!!!
1.オレンジノート (http://bit.ly/t2zZRX)
ベタな曲かもしれないけど、こういうのが歌えるのは10代の特権よねー。
2.走れ! (http://bit.ly/twcke0)
10代の特権その2。眩しいぜー。映画のモテキでも使われてるとか。
3.ココ☆ナッツ (http://bit.ly/w3rR2g)
コココココココ。
4.サンタさん (http://bit.ly/tnl5s3)
ココココクリスマスver.
5.ワニとシャンプー (http://bit.ly/tdOED9)
ナンセンスな歌も最高だけど何気にトラックが凝ってて面白いよ!
6.行くぜっ!怪盗少女 (http://bit.ly/uRtkUt)
ももクロの名刺代わりの1曲。
7.Z伝説〜終わりなき革命〜 (http://bit.ly/ugBcJe)
ももクロZの名刺代わりの1曲。
8.Chai Maxx (http://bit.ly/rFWAZy)
主にドリフと武藤敬司にリスペクト。
9.ミライボウル (http://bit.ly/rNm9Uq)
ちょっと小っ恥ずかしいけどいい曲だとは思うんです。
10.ももいろパンチ (http://bit.ly/si9DMS)
デビュー曲。
■自己紹介
どうも、今年も参加させて頂きました。基本的にすごく真剣に取り組みました!なのでももクロ愛が過剰なのは許してください。
■2011年はどんな年?
一念発起でウォーキングから始めてジョギングするようになり、2kmも走ったら息が切れてたのが今では15km走れるようになりました。
15kgの減量にも成功。ってことで服を買うのが楽しくなった年でした。