おれ的わたし的2009ベスト


■お名前
ダーツカ
 





■2009年にリリースされた音楽で、良かったものベスト10

・ orange pekoe /10th Anniversary BEST ALBUM SUN&MOON
・ EGO-WRAPPIN’ /EGO-WRAPPIN’AND THE GOSSIP OF JAXX
・ ムッシュかまやつ /1939〜MONSIEUR
・ 長谷川きよし /サンデー・サンバ・セッション
・ DJはせはじむ プロデュース /SPECTRE SOUNDS
・ 梅津和時 /梅津和時、演歌を吹く。木管無伴奏ソロ。
・ LOUIS ARMSTRONG /SATCHMO SONGS DISNEY
・ JOHN COLTRANE  /My Favorite Things
・ 立川談志 /アメリカ
・ 立川談春 /紺屋高尾・明烏



本年発売されたアルバムとそうでないアルバム(シングルも)を含みます。
今年のベストというよりも、むしろ今年はじめてこれを聴いたのだけど貴殿・貴女も聴いてみての感想を教えて欲しいな…というものを10枚。
並べてみました。ということで…

【1枚目】
◎orange pekoe『10th Anniversary BEST ALBUM SUN&MOON』
かねがねお名前は知っていたアーチストではあるが、5月に富山公演があるから本格的に聴いてみようと思った。
ホットミルクのような温かい歌詞の内容がナガシマトモコオの発する軽快な歌声にマッチし、ほっこり聴けて心地よい。
加えてボサ調のメロディーを自在に操れる藤本一馬の作曲能力の高さに脱帽。ライヴもなかなかゴキゲンな雰囲気でよかった。
とりあえず初心者としてベスト版を挙げてみたが、馴染める音楽がたくさん。

【2枚目】
◎EGO-WRAPPIN’ 『EGO-WRAPPIN’AND THE GOSSIP OF JAXX』
Orangepekoeと同じくデュオ。本年昨年より2度目のライヴ参戦。ジャジー調でスイングしまくり格好よい音を奏でるなと思う。
ライヴはまさに神がかり的で観客は踊りまくり「そうだ、これがライヴと思い直した」。
本アルバムは今年発売された新作だが「雨のdubism」「だるい」「!楽団」などタイトルのセンスがぐっとひきよせてくれる。

【3枚目】
◎ムッシュかまやつ『1939〜MONSIEUR』
こちらはムッシュ70thアニバーサリーとして発売された、ムッシュとゲストによるムッシュ楽曲のコラボレイトアルバム。
「ゴロワーズを吸ったことがあるかいfeat.Micro」「どうにかなるさfeat.トータス松本」「バンバンバンfeat. 一青窈」と話題になってもおかしくなさそうなラインナップ。
しかし、70thについて大々的に取り上げられなかった。そういうひけらかさない奥ゆかしさが格好いいのだ。
なお当アルバムにある「エレクトリックおばあちゃん」では、堺正章がメインボーカルをとっているが、実はいい歌い手なんだなと感心した。

【4枚目】
◎長谷川きよし『サンデー・サンバ・セッション』
今年ははじめて足を運んだライヴが多々あった。
長谷川きよしも今年初めて足を運んだが、「黒の舟唄」しか知らなかった私からみて、
シャンソン、ボッサ、オールディズ、昭和歌謡などを横断しながら歌う幅広さに刮目(いや刮耳…)したものだ。
『サンデー・サンバ・セッション』は、全編サンバで構成される。日本人がアーチストが楽しんで歌う良質なサンバが心地よい。ギターもいいし、この良さを誰かと共有したい。

【5枚目】
◎DJはせはじむ プロデュース『SPECTRE SOUNDS』
雑貨店であるビレッジバンガード限定商品。
小島麻由美が「Ooh I Do」をカヴァーしておりそれを目当てに購入したのだが、洋楽、邦楽がランダムに混ぜられひとつの流れとしてウキウキしてしまうミックス。
欲をいえばもう2曲くらい小島麻由美をいれてくれたらいいのになと思った。
同時に同じシリーズの『SWING SET』を購入したが「Take The A Train」「Sing Sing Sing」などジャズの名曲と一緒に「恋とマシンガン」が同列にミックスされてるのが楽しい。


【6枚目】
◎梅津和時『梅津和時、演歌を吹く。木管無伴奏ソロ。』
リクオ&梅津和時のライヴに行った時の物販にて購入。「唐牡丹獅子」「夢は夜ひらく」「津軽海峡冬景色」などをサックス1本で演奏している。咀嚼して聴くと味がでていいのだが、「いざ聴かん!!」という心構えがないと、なかなかいい音楽として伝わってこない。軽すぎる音楽ばかりの世で、目をつぶりながら音の流れを捉えて味わうという姿勢で聴かせる音楽は絶対なくなってはならないと思う。

【7枚目】
◎LOUIS ARMSTRONG『SATCHMO SONGS DISNEY』
あのサッチモがディズニーの楽曲をボーカルとトランペットで表現。
たまたまラジオを聴いていたら『白雪姫』の「ハイホー」をサッチモがカヴァーしていたものが流れていて、どうしてもこの音源が欲しくなり、このディズニーカヴァー集を探した。
ディズニーの音楽に魅力なんてあるもんかい?と思っていたのは、つまらないカヴァーばかりを聴いていたからだろう。
いい楽曲が多いんだと認識し、そしてサッチモの表現力はただならぬものがあるのだと思い知らされた。

【8枚目】
◎JOHN COLTRANE 『My Favorite Things』
ジャズ作品をもうひとつ。名作「サウンド・オブ・サイレンス」の中の劇中歌。
コルトレーンはこの映画を観ずしてたまたま聴いた「My Favorite Things」が気に入り、カヴァーするようになったという。
他のプレイヤーだとスローテンポに心地よく聴かせるべく演奏するであろう。しかしコルトレーン、この曲を何とも張りのある強い音で奏でるのだ。
さすれば「よくぞ、ひきだしてくれた!!」と言わんばかりに想像しなかった輝きをみせるのである。
演者が変われば演目もまったく別の作品になる。落語と共通するな。

【9枚目】
◎立川談志『アメリカ』
立川談志HPにて通販にて購入。家元のサインが入っていてまちがいなくお宝になること間違えなしであるが作品内容がすごい。
「談志2REVOLUTION」と銘打たれた明らかな「DANCE2REVOLUTION」のパロディである。
このCDの表題作『アメリカ』ではクラブミュージックを背景に家元なんとRAPを披露している。
米のジャズのビッグバンドがイメージされる音楽の上で家元がアメリカを罵るRAPを披瀝しながら、曲の途中から何故かアメリカをよいしょしだす。
ついにはRAPから離れだし家元がノリノリで歌いだす。『とっても好き好きUSA(アイ ラブ アメリカ)』 という具合に、家元の調子の良い歌声とカッコで囲った部分の外人女性らしき声が響く。
落語はリズムがよくないと聴いていてもつまらない。家元の落語のリズムは一品だ。この音楽が成立する理由を考えるのは楽しい。

【10枚目】
◎立川談春『紺屋高尾・明烏』
落語はリズムであり、そういった面からいえば落語のCDは音楽として何度も聴いて楽しくないと購入した意味がない。
そもそも「紺屋高尾」にしても「明烏」にしてもストーリーはわかりきっている。
ただそれでも何度聴いても楽しいのは、その声のトーンだったり、そこでその一言をいうことに膝をポンと打ちたくなるところにある。
なお「紺屋高尾」の出だしは、久蔵が寝込んでいるシーンから始まるのではなく、テンション高く「高尾と結婚することになったんだ」と始まり度肝を抜くはじまり。
初めて落語を聴く人に「とりあえずこれ聴いてみて」と勧めてみたい1枚。わかりやすいと思う。



以上10枚紹介終わり!!
この流れで来年どんな音楽を聴きたいか…

ずばり正調河内音頭を聴きたいななどと思ってます。
物語を長いリズムに乗せながらストーリーを完結させる。
そのような物語形式が室町時代には完成していたというのは興味がある。
その音の中で古典の河内音頭の中では何がテーマに歌われていたか
興味がある。「ああ、えんやこらせーどっこいせー」と。
とりあえずは河内家菊水丸のCDを買ってみないとな。
あとは沖縄の音楽とかもいいかもな。





【落語編】

1月24日 立川志らく独演会(明治安田生命ホール)「抜け雀」「紺屋高尾」
2月7日 立川志の輔 独演会(富山てるてる亭)「異議なし」「しじみ売り」
3月1日 桂歌丸 独演会(入善町民会館)「火焔太鼓」「おすわどん」
3月31日 三派連合落語サミット(新宿末廣亭 昼席)主任 立川志らく「たまや」
4月5日 ザ・ニュースペーパー(富山観光ホテル サンシャインホール)
4月19日 立川志らく独演会(明治安田生命ホール)「花見の仇討ち」「中村仲蔵」
7月12日 立川志らく独演会(明治安田生命ホール)「短命」「豊志賀の死」
7月18日 立川志の輔(富山てるてる亭)「猿後家」「大名房五郎」
7月25日 鈴本演芸場 昼席 主任 柳家甚五郎「粗忽の釘」
8月2日 三遊亭楽太郎(入善町民会館)「町内の若い衆」「薮入り」
11月3日 立川志らく 独演会(明治安田生命ホール)「洒落小町」「双蝶々」


合計11公演。これまた去年に比べてだいぶ行ってない。
志らく師匠の演目がずばぬけていいものばかり演るので、他で趣味ではない落語を観る気がしないという気分になってしまうというのもある。
なお来年の第一発目も志らく師匠の独演会から始まるので縁起がいい。
とはいえ、他の演者が富山に来たら積極的に観に行きたいもんです。
以上、今年行ったライヴと落語でした。












初投稿ヽ(´ー`)ノ

※ダーツカさんはmixiの日記がすごく良いので探して読もう!



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