おれ的わたし的2008ベスト | ||
■お名前
TOKYO African
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・クボタタケシ /ネオクラシックス2 音楽への愛を職人的な技に消化して、聞く者に届けてくれる。 自分が将来、音楽への愛を失いかけたら、このCD含めクボタさんのDJ音源を聞くと思う。 ・曽我部恵一バンド /キラキラ! 音楽への愛を何の飾りもなくストレートに表現したアルバム。 曽我部は最もエンケンさんに近い表現者になってきている気がします。 ・VA /perfect! その曽我部のrose recordsのコンピ。1曲目の藤原ヒロシの歌声にやられた。こんなメロウな声で歌う人だとは思わなかった。 9曲目のやけさんも素晴らしい。 ・ソウルフラワーユニオン /カンテ・ディアスポラ 中川敬は人類への愛と怒りを日常の具体的な事物から歌ってくれる数少ない日本人だと思う。 だからソウルフラワーのライブはいつも泣き笑いしながら踊れる。今回のアルバムもそんなアルバムです。 ・忌野清志郎 /完全復活祭 日本武道館 (DVD) 生で見に行くことができたが、映像で何度も見れるのはやはりうれしい。 今度はフジでの完全復活をのんびり待ってます。 ・Bo Diddley /Road Runner The Chess Master シンプルイズベストとはボ・ディドリーのためにある言葉だ。一度ライブが見たかった。 ・The Wooden Glass featuring Billy Wooten /Live (復刻版LP) 数年前に下北のヴィレッジヴァンガードでCDを試聴して以来絶対LPで買おうと思っていたもの。 偶然見つけて即購入。めちゃくちゃかっこいいジャズファンク。P−Vineは本当にいい仕事をしてくれる。 ・VA /Our Aurasian Things! 日本だけでもこれほど素敵な音楽を作ってくれる人がいるということを示す、静かな革命のアルバム。 ローカルな姿勢で普遍的な音楽を作るのに成功した良い例。ここには変な英語が入る曲は一曲もない。 ・オルケスタ・ナッジ・ナッジ! /Rhythm CHANT いろいろな太鼓叩きが集まって遊んでいます。タイトルに偽り無し、リズムは歌う! ・ブライアン・ウィルソン /That Lucky Old Sun 良質なポップアルバム。 いろんな呪縛のある「smile」より聞いていて気持ちよい。 最近こういうアルバムは少ない。 ・VA /西アフリカの音楽2〜ガーナの歌と踊り ノンサッチのワールドシリーズ再発。ヒュートレイシーのアフリカ音楽シリーズも好きだが、西アフリカはこれ。 トーキングドラム(西アフリカではタマと呼ばれることが多い。ここではデンノー又はドンノ)の音の響きに魅了されて、早3年。 ここでも数曲聴けます。音楽職人たちによる純粋な音楽。大衆音楽のすべてがここに詰まっている気さえします。 |
■2008年にリリースされた作品以外で、よく聴いた音楽 | |
サリフケイタ諸作品 義太夫「仮名手本忠臣蔵八段目〜道行旅路の嫁入〜」 セオパリッシュ諸作品 ボ・ディドリーベスト版 クニ河内「歌えなくなる前に」 リングリンクス「kobune] ギターパンダ「壁うちロックンロール」 その他「ブルース&ソウルレコーズ」の付録CD、ソウルもの、アフリカもの |
■今年のこの1曲
・曽我部恵一バンド /キラキラ!
最初にライブで聴いたとき涙が出た。一番歌って欲しいような曲を一番歌って欲しい人が歌ってくれた、そんな喜び。
・Michael Franti&Spearhead /I Got Love For You
今年のフジベストアクト。
■ライブ、イベント等々で良かったもの
・女流義太夫道行の会全3回
義太夫を音楽として楽しむという趣旨のイベント。日本の大衆音楽はやはりこのあたりから始まったのだろう。
それを考えると、日本の音楽は限りなく奥が深い。
・フジロック
今年で6回目。今年も3日間大量の音楽のシャワーを浴びた。
・清志郎完全復活祭at日本武道館
・ソウルフラワー闇鍋音楽祭2008 w/曽我部恵一BAND
どちらも大好きなバンドで最高に盛り上がった。
・E−UNIT、奈良大介 at稲生座
E−UNITの時に一曲伊藤耕さん飛び入りで参加して、驚きと感動で満たされた夜でした。
・メタモルフォーゼ
セオのDJを久しぶりに生で堪能。この人も愛に満ちた人です。そのあとのジョー・クラウゼルは初体験だったがこちらも良いDJでした。
・ネヴィルブラザーズ atJCBホール
アーロンのボーカルに心のそこからしびれた。シリルとドラムのからみも最高。
・ブッカーT&the MG's atブルーノート東京
演奏がどっしりしていて、聞いていて最高に気持ちがいい。半分夢の中にいるようでした。
・曽我部バンドのライブ atいろいろ
何回見に行ったかわからないが、どれも最高。あのテンションを維持ししてるだけでもスゴイの一言。
■音楽以外でのベスト10
順不同
本
・「最後のああでもなくこうでもなく」橋本治
・「橋本治と内田樹」
・「あなたの苦手な彼女について」橋本治
・「夜」橋本治
橋本治はいつもまっとうな知性とはどういうものかを示してくれる。
漫画
・「大奥」4巻 よしながふみ
この漫画はエンターテイメントとしても優れているが、日本という国の歴史を考える上でもかなり重要なことを描いていると思う。
・「海街diary2 真昼の月」 吉田秋生
個人の描写と人間関係の描写が絶妙にうまい。生きることの歓びとせつなさを素直に感じることができる。
・「3月のライオン」2巻 羽海野チカ
「ハチミツとクローバー」もそうだったが、羽海野チカは人生を描くのがすごくうまい。
・シネマ歌舞伎「ふるあめりかに袖はぬらさじ」
有吉佐和子作、玉三郎が圧倒的に良い。今年一番笑ったかも。
■自己紹介
はじめまして。
27歳、男。
清志郎→60年代ソウル、どんと→ニューオリンズ、ファンク、アフリカ音楽
中村一義、曽我部恵一→すべてのイイ音楽
という具合の音楽遍歴です。
石井さんのサイトを見始めて5年くらいたちますが、初めて投稿させていただきます。
毎年、欲しい新譜は山ほどあるのにあまり買えず、旧譜ばかり買っています。
今年もこのほかに買いたいのものがたくさんありました。来年への持越しです。
拙い文だったかもしれませんがよろしくお願いします。