おれ的わたし的2008ベスト


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mkt401





■2008年にリリースされた音楽で、良かったものベスト10

・ウリチパン郡 /ジャイアント・クラブ
 極めて2008年的コンテンポラリー感たっぷりなひねくれポップス。歌声もメロディもアレンジも素晴らしい。

・neco眠る /engawa boys pentatonic punk
 関西もの其の2。へなちょこなのに骨太なサウンド。ライヴはCD以上に凄いらしいので来年観てみたい。

・PARA /CURRICULUM
 関西もの其の3。頭を筋肉にして踊る音楽といわれているが、今作はより聴きやすくなっていて、さほど難しく考えなくても楽しめるようになっている。
 これも2008年的コンテンポラリー感がすごい。

・Orquesta Nudge! Nudge! /Rhythm CHANT
 録音状態が素晴らしくて、大音量で聴くとパーカッションの柔らかな感触が手に取るように伝わってくる。
 ヴォイスパフォーマー芳垣安洋の多才っぷりが聴き所。

・Saitone /Overlapping Spiral
 日本のチップチューン界ではかなり有名な人らしいが、そのサウンドはチップチューンの枠を超えた、複雑でアトランダム感満載な現在進行形エレクトロニカ。

・中村としまる,English /One Day
 今年はこの手のサイン波的なピーピーいってる音楽に本格的にのめり込んだ。
 中村としまる関連作はどれも素晴らしいのだが、今年出た作品ということでこのアルバムを。
 音の強度みたいなものが凄くて、感情をニュートラルにして純粋に音楽的感動のみを与えてくれる。
 こういう体験をずっとしたいと思っていた。

・菊地成孔とPepe Tormento Azcarar /記憶喪失学
 アフリカ色が強くなり、タンゴ+現代音楽というバンド結成当初のコンセプトを逸脱してますます国籍不明な音楽に。
 「大天使のように」は、最近の菊地さんのポリリズム〜訛りものとしては円熟の域に達する充実した出来なのではと感じる。

・鈴木亜美 /Supreme Show
 中田ヤスタカによるフルプロデュースアルバムは今年4枚(Perfume、MEG、鈴木亜美、capsule)出ていて、リリースの度に尻上がりに出来が良くなっていた。
 中でもいちばん大人っぽくてクールな感触のこの一枚を。鈴木亜美はもっと作詞をすれば良いと思う。

・Aira Mitsuki /C.O.P.Y
 エレクトロの若手を意欲的に起用して、Perfumeとは違うオルタナティブな可能性を予感させる作品に。
 色々と粗雑というかジャンクな感じもしないでもないけど、それもまた翻って味になっているというか。
 Aira自身が彼女なりの音楽的こだわりや好みを持っているようなので、作詞とか自分の趣味とかを全開にしていけばもっと面白くなると思う。

・BON-BON BLANCO /女祭 (DVD)
 なぜこんなに素晴らしいライヴDVDが売れていないのか、というか店頭で全く売られていないのか。
 女の子がタイコを叩く姿の躍動感がこれほどに楽しく鑑賞できるとは。楽曲についても、CDになっていない隠れ名曲がたくさん入っていて聴き応え抜群。
 ボンブラのサウンドクリエーターチームは、ラテンという要素を抜きにしても基礎能力が非常に高いものと思われる。








■2008年にリリースされた作品以外で、よく聴いた音楽

・PUENTE CELESTE /pasando el mar
 アルゼンチン音響派もの。ブエノスアイレスに旅行に行ったときに現地のCDショップで購入。無国籍感がすごい。

・三宅純 /Innocent Bossa in the mirror
 淡々とした静かなボサノヴァ。Vinicius Cantuariaの存在感がでかい。
 こういうネイティブじゃないところでやってるラテン音楽をもっと聴きたい。ジャケットも良い。

・Lester Bowie's Brass Fantasy /I Only Have Eyes for You
 青木タイセイさんのBRASSTICKSというブラスバンドのライヴのMCで、芳垣安洋さんが引き合いに出していたバンド。
 管楽器のふわっとしたアンサンブルが素晴らしい。

・シャルル・デュトワ、モントリオール交響楽団 /ボレロ〜ラヴェル:管弦楽曲集
 今年になってようやくクラシックにも目覚めることができた。
 もっとも、聴いているのはデュトワの指揮するフランスものばかりなのだが。ボレロはミニマルっぽく聴くことができて大好き。

・Astor Piazzolla /The Rough Dancer and the Cyclical Night
 今年もKip Hanrahanプロデュース3部作から選出。
 ピアソラ以外のタンゴも聴いてみたいのだが、このシミったれた感じはピアソラ以外には見い出せない。

・CHERRYBOY FUNCTION /SOMETHING ELECTRONIC
 Aira Mitsuki経由で購入。Perfumeのマッシュアップ曲「Endless Polyrhythm Lovers」の元ネタ。
 必要十分な音の情報量で硬質かつクールな佳作エレクトロ。

・ロマンポルシェ。 /もう少しまじめにやっておくべきだった
 説教のイロモノ感ではなく、いびつながらもストレートなアプローチによる音楽面をきちんと評価したい人たち。
 誤解を恐れずに言うと、日本のPop Group。

・PIGBAG /LEND AN EAR
 そのPop Group関連というか、UKニューウェーヴもの。音楽が持つ毒の力をこれでもかと見せ付けてくれる。

・FUNKADELIC /MAGGOT BRAIN
 こういう内向的なファンクをもっと聴いてみたい。

・Wonder Girls /The Wonder Year
 韓国のアイドルもの。レトロで適度にださいけどベタじゃないハウス〜エレクトロな方向性は、世界中のアイドルポップスを探しても唯一無二なのでは。
 ハングル語のリズム感と音楽との相性もとても良い。







■ライブ、イベント等々で良かったもの

・04/20 Ftarri Festival 東京2日目 @ 六本木SuperDeluxe
 観ていたときはやや消化不良だったけど、何だか心に引っ掛かっていて、気づいたらこういうサイン波的な音楽にのめり込むきっかけになっていたイヴェント。

・04/24 systrum #8 @ 代官山UNIT
 映像と音楽が融合する楽しさに圧倒されたd.v.d.と、新曲大放出でどれもヘンテコな曲構成で脳から変な汁が出まくったPARA。
 どちらも極めて2008年的なポピュラー音楽。

・07/05 Egberto Gismonti @ 勝どき第一生命ホール
 1部はギター、2部はピアノだったけど、個人的には12弦ギター等を駆使した1部の目まぐるしく展開する演奏内容に吸い込まれてしまった。会場の音響もすごく良かった。








■音楽以外でのベスト10

良かった映画ベスト3
・片腕マシンガール
 首チョンパ・臓物大放出なグロい映画で、個人的にこの手の映像は苦手なのだが、
 この映画については、ギャグがてんこもりなのと主演女優のキリっとしていて体当たりな演技が凛々しかったこともあり、嫌いなんだけれども面白いという複雑な気分にさせられた映画。

・いのちの食べかた
 肉や卵などの日常的な食材がどのように出来ているのか、その過程を淡々と映したドキュメント映画。大量のヒヨコが機械的に分別されていく姿とか、インパクトのある映像が多かった。

・おいしいコーヒーの真実
 コーヒー生産にまつわるアンフェア・トレードなどについて取り上げたドキュメント映画。市場経済に関するノンフィクションとして鑑賞した。






■2008年はどんな年?

No Music, No Lifeじゃなくてもいいというか、音楽が無くても生きていけると思うようになりました。













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