おれ的わたし的2007ベスト | ||
■お名前
ずま
LIVE AT BUDOKAN http://blog.livedoor.jp/azm1/
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1. 寺尾紗穂 /御身 今年最大の収穫は寺尾さんとの出会いでした。 奇をてらったところのない表現ゆえに良さを伝えるのが難しいのですが、声と曲とピアノが良い。すんごく良い。 そして具体性のある歌詞には、単なる趣味の良さを大きく踏み越えてくる瞬間があって、ドキドキさせられました。 2. Jose Gonzalez /In our nature ベン・ワットのノースマリンドライブに心奪われたことのある人間なら抗えないホセの魅力。 ベンと比べて苦味成分とワイルドさが増量なところもまた良し。 シレっとカイリー・ミノーグ(しかもバカユーロビート時代の)のカバーとかやっちゃうセンスも好き。 このアルバムはアコギの録り音がほんとうに良かったなあ。 サマーソニックでのホセのライブ(atビーチステージ)は今年見たライブでベストアクト決定。 3. かえる目 /主観 かえるさんとの出会いも今年の収穫の一つ。 初めはポッドキャストでの訥々とした語り口にハマったのがきっかけ。 おり良く発売されたかえる目は意外なほどに弾き語り音楽としてのまっとうな魅力にあふれていました。 キモは荒井時代のユーミンのおいしいところを知りつくした作曲スキルと、歌声のよさ。 そして、耳触りの良い曲たちを一気に異世界へと連れ去る独特な歌詞の魅力は聴いてもらわなわかりまへん。 4. イルリメ /イルリメ・ア・ゴーゴー 「元気でやってるのかい」がほんと良かった。 日本語ヒップホップが描くことのできる感情の幅というものを少おし外に広げた、名曲。 5. Curly Giraffe /Super Session Vol.1 Live at Shibuya CLUB QUATTRO スタジオ盤より良かったカーリーさんのライブ盤。 特にキーボード堀江博久、ギター名越由起夫のカラミが良かった。 高2でグレイト3の「Oh Baby」を聴いてどっぷりファンになった自分としては 堀江キーボード+高桑ボーカルの組み合わせに「グレイト3の1st感」をビンビン感じてしまい、タマランものがありました。 しかし本体グレイト3は一体いつ復活するのか・・・。 6. HARRRY HOSONO & THE WORLD SHYNESS /Flying Saucer 1947 細野ファンをはじめて10年ちょっとたちますが、まさかこんなにがっつり歌いまくりのアルバムを聴けるとは、という嬉しい誤算の一枚。 「スポーツメン」「ボディスナッチャーズ」といったテクノポップ時代の曲までカントリー化しちゃう力技には 「もしかしてなんでもカントリーにできちゃうんじゃねえの?あれもこれも、やっちゃえ! ほら、やっぱり!うはははははは!!!」 といった勢いを感じ(妄想)、楽しかった。 |
■今年のこの1曲
J-POPから選ぶ今年のこの1曲は
安室奈美恵 /BABY DON'T CRY
出勤時に聴いて「よし、今日もがんばろ!」なんつってから仕事したりしてました。俺はOLか!名曲。
■音楽以外でのベスト10
○映画ベスト5
良くできたハリウッド映画ってほんとおもしれえなあ、と思わされた一年でした。
1. デス・プルーフ
観おわった瞬間に立ち上がって「いえーーーー!!!」と叫びたくなる最高のエンディング。
カート・ラッセルの最悪っぷり、耐死使用シボレーのコワさ、執拗にカメラで尻を追うタランティーノのスケベっぷり、などなど・・・、
キルビルは全然ダメだったけどこれはほんとサイコーでした。映画館で映画を観る事のヨロコビを感じさせられたと言っても過言ではない。
さんざん絶賛したつもりなのに、身の回りの知り合いが一向に観る気配がなかったのは一体どういうことなのか。
デス・プルーフのロードショーを見逃すなんて人生損してるよあんたたち!!!
2. ロッキー・ザ・ファイナル
新作公開、しかもロッキーが再びリングに!の報を聞いて誰もが思った
「え、今さら?冗談っしょ!?」という感想、しかしスタローンは本気だった。
いかにしてロッキーがリングに復帰するのか、を丁寧に、そして泥臭く描く前半、
中盤の息子との衝突をはさみ、クライマックスの試合シーン、そしてこれしかない、というエンディングへ。
もう大興奮。すごくちゃんと作られてる映画だと思いました。
「息子への説教シークエンス」はビデオ屋の店頭とかで流れてるのを見るだけで今でもちょっと泣いてしまう。
3. 天然コケッコー
画面にあふれる「夏休み感」がとっても良かった。
毎年夏になると「夏休み感」にあふれる映画を観たくなるのですが、2007年はコレ!という感じ。
そのほかにも、「色気を出し始めて、いろいろジタバタする中学生感」とか、「田舎の町のユートピア感」とか、もろもろ良かった。
4. ボーン・アルティメイタム
ストーリー展開のものすごいスピード感。
強い男が悪と戦う映画、というフォーマットの最新にして最高のアップデート版。
5. 転校生〜さよならあなた〜
大林映画クラシックを監督自らリメイク。
途中から原典と違った方向にストーリーが転がりはじめて、なんだかすごいことになるのですが、
主演の蓮沸美沙子の魅力と、主題歌であり、劇中でもおおきく使われる寺尾紗穂「さよならの歌」が素晴らしく、
最後はなんだかんだ感動させられてしまう。
○今年出会った本
州之内徹 /絵の中の散歩
新刊でないどころか、たぶんもう絶版になっている本なのですが、福田和也の本で知った州之内徹が今年いちばん印象に残りました。
「芸術新潮」という雑誌で絵画についてのエッセイを書いていた人。
読むと、この人は女にもてたんだろうなあ、という感じがする。
たぶん、いろいろと悪いこともやって来たんだろうなあ、という感じもする。
そういう人が、絵が好きで好きでしかたない、という感じで書いている。
絵なんて全然興味なかったんだけど、ゾクゾクしながら読み終えました。
■自己紹介
都内在住29歳男。好きなタレントは長澤まさみです。
■2007年はどんな年?
長澤まさみが二宮和也と熱愛発覚した年。