おれ的わたし的2012ベスト | ||
■お名前
コウタロウ
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1.Mark Lanegan Band - Blues Funeral ハード・コア・アルバム。感触はMassiveAttackのMezzanineやGil Scott-Heronの遺作に似ていると思います。 時々CureやEcho & the Bunnymenみたいな曲があってズッコけてしまいますけど・・・。 この人はシアトルの元祖グランジバンド スクリーミング・トゥリーズのフロントマン。 スクリーミング・トゥリーズなんて知らないですけど、興味を持ってしまいました。 2.Earth - Angels of Darkness, Demons of Light II ディラン・カールソン。カート・コバーンにあの銃を渡した人物として歴史に名前を刻んでしまったが、ドローン・メタルの創始者としてその筋からの信頼は厚い。 事件直前のカート・コバーンにもかなり影響を与えたという話も・・・。 このアルバムは去年出されたアルバムの続編。 メルヴィンズもまだまだ創造的に活動しているし、シアトル・ロックは未だに蠢いていますね。 3.Dinosaur Jr. - I Bet On Sky 毎年書いているのですが、J・マスシスってこんなに活動的な人だったんですか? この最新作は過去のどのアルバムと比較しても最高傑作です。 4.Lee Ranaldo - Between the Times and the Tides あの2人が揉めてる時期にソロ・アルバムを画策していたのが大爆笑。 しかしながら、リー・ラナルドはギターの音色やフレーズは最高。 10曲目はビートルズの健全なブリティッシュ・サイケの名曲トゥモロー・ネバー・ノウズへのオマージュで、ケミカル・ブラザーズやヴァーブとは違った解釈はさすが。 5.The Orb featuring Lee Scratch Perry - The Orbserver In The Star House 去年のメタリカとルー・リードみたいなコラボレーションにはワクワクしてしまいます。 今年はリー・ペリーとアレックス・パターソンという文字通りの「最狂」コンビ。 聴き始めは意外にオーセンティックなレゲエ・アルバムかと思っていたら・・・。 6.Death Grips - The Money Store ロックが牙を抜かれてもう何年も経つわけですが、このバンドは凶暴性は今の時代には貴重。 情報量も半端じゃなく、来年あたり2枚組のアルバムなんか軽く出しちゃいそうなポテンシャル。 7.Snoop Dogg & Wiz Khalifa ? Mac + Devin Go To High School ヒップホップが牙を抜かれてもう何年も経つわけですが、新旧スモーク兄弟が作ったモクモク・アルバム。 ・・・かと思いきや極上のエンターテインメント・アルバム。 楽しませることを忘れない姿勢はさすが。 スヌープ・ライオンも楽しみです。 8.Kendrick Lamar - good kid, m.A.A.d city 冷めてる。コンプトン出身の若きラッパーということで「あ〜またサグ・ライフの武勇伝自慢・・・」だと思っていたら、とにかく冷めてて怖くなる。 おそらく自伝的なコンセプト・アルバムだとは思うのですが迫力が違います。 エレクトロ・ファンも裸足で逃げ出すヒップ・ホップ・アルバム。 9.Andy Stott - Luxury Problems 女性ボーカルをフューチャーしたとのことで反則スレスレの優等生アルバムかと聴いてみたら・・・これはヤバい。 ダブステ/アンビエントというよりはスロッビング・グリッスルの幼女誘拐アルバムの続編というのは言い過ぎだろうか? ブーム末期に登場したダーク・サイドの名盤。 10.Madonna - MDNA 買って損したアルバム。 今年もマドンナ流のエンターテインメントが炸裂。 スーパーボウルでのハーフタイムショーやツアーに出れば世界中で問題を起こす54歳。 トルコでは乳首でフランスではマリーヌ・ル・ペン。 安全域でのファック・オフ・アティテュードは皆無。 鬼門に置きたいCDってそんなにあるもんじゃないですよね。 ありがたく置かせていただきます。 <次点> Macy Gray - Covered カヴァー・アルバムというのは飽きられる運命にあるとは思うのですが、このアルバムはずっと聴いていました。 チョイスはMetallicaやSublimeだが、ファンには意外な選曲ではないですね。 ただレディオヘッドのヲタ賛歌クリープをカヴァーしたのはびっくり。 |
■2012年にリリースされた作品以外で、よく聴いた音楽
グラビアを見てたら「この子ってこんなに大きいんだ。こういう隠れ巨乳ってクラスにいたよね〜。」とつぶやかれました。
男子校育ちの私にはこんな経験がなくて本当に羨ましいです。
男子校は楽しかったし、誇りにも思っていますが、やっぱり思春期に女の子と机を並べるのは学生生活の張りが違うのではないでしょうか。
くそ〜マジで羨ましい。
子供ができたら絶対に共学に行かせます。
男子校といえば充満する汗臭さとウザいヘビメタ。
・・・ということで大なり小なりぶら下がってるモノがあるなら、一度は耳に通しておきたい男根ロック(Cock Rock)を9枚。
1位はググっても検索されない幻の名盤。
1.The Disciples - For Those Who Understand
最近ならダブ・ステップ、ちょっと前ならブリストル・サウンドが注目されると、95年にロンドンの2人組が投下したこのアルバムが私の耳の中で黒く怪しく輝き出す。
このアルバムは埋もれた名盤なのか、忘れられて当然の古臭い20年前のダブ・アルバムなのだろうか・・・。
2.Megadeath - The System Has Failed
復讐劇。西部劇からジャッキー映画、忠臣蔵まで古今東西を問わず「漢」を魅了するドラマ。
ロック界で体現したのはこの男、デイヴ・ムステイン。
「あいつらには負けねぇ〜」が活動の根幹。
実際には自業自得の被害妄想ヤロー。
よくわからない発言も多く、何のこっちゃ意味不明な「インテレクチュアル・メタル」に始まって、去年の共和党の大統領候補者選びではサントラム氏に「お前はケネディになれる」と肩入れ。
意外にも同性婚や人工中絶は認めない共和党支持の保守的カトリック。
育成にも手腕を発揮し、上京したベーシストを一人前のジャンキーに、マーティ・フリードマンを変な外国人に育て上げた。
3.Accept - Metal Heart
実際には「漢」のロックで真っ先に思い浮かんだのはこのバンド。
今聴いてもやはりかっこいい。
「コーラスが軍歌みたいだね〜」と嬉しそうに話すアホな男子校生が80年代にはたくさんいた。
1曲目のMetal Heartのギター・ソロはなぜかエリーゼのために。
4.Manowar - Kings Of Metal
メタル系のスレを見ると「マノウォー以外は偽物」と書かれて強制終了になる程未だに熱烈な(ネタとして…)支持を集めている「漢」メタル・バンド。
今では完全に爆笑の対象だが80年代はかなり(一部だが…)人気を得ていたということが今では不気味。
ロックの裏の歴史(カルト的ではなくギャグとしての…)に残る素晴らしいバンド。
このアルバムは音が凄くいい。
5.AC/DC - Live at Donington
男子校出身はすぐに脱いで(パンツを…)笑いを取ろうとする…という風評が一部にはある。
真意はともかく、丸出し精神というのは個人的にはとても大切だということをこのバンドから教わりました。
ライブでのアンガス・ヤングのストリップ・タイムはコック・ロッカーの伝統を次世代に伝えている。
去年出たアルゼンチンでのライブDVDでもまだやってる。
6.Skid Row - Skid Row
セバスチャン・バック、通称バズ。
チンピラ、但しイケメン。
初来日ではバズ目当てのメタヲタ処女が多数襲来。
野獣のように吼えるバズを恐れて絶叫からの失神者が続出。
いや、もしかしたら彼女たちは初めて「男」を知った瞬間かもしれない。
またメタルヘッドとしての支持も厚く、ニルヴァーナ全盛期も「グランジ?何それ?ジューダス・プリースト以外は聴かね〜」と表明。
グランジ登場によって右往左往していたメタヲタを安心させた。
最近ではツイッターでシーロー・グリーンをフォローするなど聴く音楽の幅も広がったみたいです。
キムタクもお気に入りに挙げるこのアルバムはアイルランドのパンクバンドも逃げ出すくらい硬派な名盤。
ファンの間では2ndが最高傑作と の呼び声が高いがスキッド・ロウのファンってエクストリームとかMr.Bigのファンと被るから信用ならない。
2ndは老後の楽しみにします。
7.Guns N' Roses - GNR Lies
男が3人以上集まると揉め事は避けられない。
揉め事バンドの代表といえばこのバンド。
諸悪の根源はアクセル・ローズ。
この人はロックバンドのボーカリストらしからぬ鍵盤弾きの名手。
落ち目の延命策ではなく、全盛期にバラードを歌いたがり、他のメンバーを白けさせる。
結果、アクセル・ローズ以外のメンバーで新バンドを結成するという明からさまな反目行動には誰もが納得。
Guns N' Roses名義の最新作(バラード多数収録)はバケットヘッド(ドラマーは元プライマス)を迎えたり、
ロックの殿堂入りの式典をサボったり、無名ミュージシャンを雇って来日したりと全盛期よりも興味深い活動をしていてる。
Patienceはお前が歌うなっと総ツッコミの名曲。
個人的には1stよりもこのアコースティック・アルバムが大好きでした。
8.otley Crue - Theatre of Pain
そのアクセル・ローズとボクシングで対決すると噂があったのがヴィンス・ニール。
ヴィンス・ニールがフロントに立つモトリー・クルーは世紀のお騒がせバンド。
悪さ自慢のラッパーからも支持される(もちろん音楽ではない)などそっちの評価は人種を超える。
私はオリジナル・アルバムよりもヴィンス・ニールの船上での流出ビデオ(ジャニーン・リンデマルダーともう1人)の方が思い入れがありました。
ところが今年から仲良くなった従兄弟が32歳にしてモトリー・クルーに目覚めて、ベストをヘビロテ。
私も38歳にしてこのバンドの魅力を発見しました。
9.Red Hot Chili Peppers - Blood Sugar Sex Magik
グランジ/オルタナ世代を代表するコック・ロッカー。
ウッドストック・フェスティバルでのフリーの全裸パフォーマンスは有名だが、ジョン・フルシャンテにバンドへの加入条件として勃起させた男根を見せることを強制させた。
このアルバムは発売当初バラードが入っているということで、売れ線狙いだと従来からのファンには大ひんしゅく。
フリーはMTVのインタビューで「バラードもパンクも同じパッションで演奏する」という意味不明な男らしくない言い訳をしていた。
そんなことよりも、このアルバムのアウトテイクはほぼオフィシャルで音盤化されたが、ジミヘンのLittle
Miss Loverが唯一未処理のまま。
これだけの情報過多の時代にこの事実はかなり見過ごされている。
10.Nirvana - All Apologies
ブロンドで左利きの苦悩するロッカー、カート・コバーン。
実はグランジ/オルタナ世代のむっつりスケベ番長。
「お前みたいに何にでも喜べるようになりたいよ」とジェネレーションXの虚無を歌った名曲All
ApologiesのB面のタイトルはMoist Vagina。
そもそもコートニー・ラブと夫婦生活を送ったヤツがエロくないわけがない。
この2人の新婚生活は夜な夜な何をしていたのでしょうか?
この結婚生活も長くは続かず、コートニー・ラブの執拗な「夜の誘い」をウザがったカート・コバーンが薬物に沈殿。
あの悲劇を誘発したのはロックの闇の歴史として葬り去られた。
このくだらない投稿は私の独断と偏見によるものですが、以下のサイトを見た時に何かがひらめき、何かがつながりました。
参考までに・・・。
http://www.yuppiepunk.org/2007/04/cock-rock.html
■今年のこの1曲
Michael McDonald - No Lookin' Back
朝から音楽を流す習慣は20年以上続いています。
若い頃はAC/DCやTwisted Sisterなんかを流していたのですが、さすがにもう。
ここ数年はこの曲ですね。
朝の1曲は私にとって朝食よりも重要。
■ライブ、イベント等々で良かったもの
ノエル・ギャラガー 1月17日 東京ドームシティホール
弟がOasisの大ファンなのでしっかりと2枚キープ。
一緒に参戦する予定だった友達にドタキャンされたため、平日の夜に一緒に行ってくれるアホな兄貴を仕方なく誘ってくれました。
誘ってくれたのが開演2時間前だったですけど・・・。
兄弟でお出かけしたなんて初めてかもしれません。そういう意味でも印象深かったです。
ただ会話は「ノエルを兄弟で観に行くなんて笑えるなぁ〜」くらいで、現地集合&現地解散。
ノエル・ギャラガーは年内にもう一回来日したみたいですけど、その時は弟からの音沙汰はまったく無かったです。
■音楽以外でのベスト10
いつもこのスペースに苦労します。
・・・っということでおれわた年末企画に参加させていただいて7年目。
何の意味があるか不明ですが、投稿までの手順。
1.12月になったら今年獲得した新譜を並べて眺める。新譜は毎年40枚前後です。
2.一週間くらいかけて投稿するアルバムを選別し始める。
2012年にリリースされた作品以外もこの段階で選ぶ。
3.書きたいことを箇条書きにする。
1つのアルバムやアーティストについて、だいたい2つか3つくらい。
去年のマイケル・ジャクソンが多くて6つくらいでした。
この過程が1番楽しいです。
4.1週間くらい放置。
5.箇条書きを繋げ、さらに余計な事を書き加えます。
この時点で27〜28日。
6.投稿するアルバムの画像を拾いながら、音楽以外の今年を振り返ってみる。
7.最後の音楽以外のベスト10に取り掛かります。
この過程に1番時間を費やし、必ず一回挫折します。
8.30日か31日に慌てて残っている音楽以外のベスト10を書いて投稿します。
■自己紹介
コウタロウ
38歳、来年は年貢を収めます。
今でも音楽ジャンキー。
音楽を聴くことで脳を活性化させ、集中力と忍耐力を鍛えております。
音楽ファンであり続けるために自分を律していることもあります。
今日はメタリカ聴きたいな〜という日もダブ・ステップを導入したとインフォメーションがあったテイラー・スウィフトの新作を我慢して聴いたりしています。
忍耐力が鍛えられているでしょ?
■2012年はどんな年?
墨田区在住なのでやっぱりスカイ・ツリーです。
大地にそびえ立つ巨塔。
いつまでもそうありたいです、あってほしいです。