| おれ的わたし的2011ベスト | ||
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■2011年にリリースされた音楽で良かったもの
1、Yumbo これが現実だ
２、二階堂和美 にじみ
３、うつくしきひかり うつくしきひかり
４、CERO WORLD RECORD
５、奇妙礼太郎 Golden Times
６、突然段ボール ありきたりの進歩
７、T.V. not January はーひーまっとしょぬぴりー
８、JAD FAIR & TENNISCOATS ENJOY YOUR LIFE
９、赤い疑惑 オレ達は日本で生きてる
10、坂本慎太郎 幻とのつきあいかた
・今年は自分にしては思いのほか新譜CDをたくさん買った年ではあったが、そのほとんどが国内音楽家の制作した盤だったため、ごらんのとおりの一覧です。
とにかく大変な年だったが、そんなときに出会えた素敵な音盤が例年に無く多かった気がする。
とにかく10枚ではおさまりきらないし、金銭事情で聴きたくともまだ聴けてない盤も実に多い現状。ちなみにランキングは順不同であります。
そして実はこれとほぼ同じ内容のランキングをTRASH−UPという雑誌の2月始め頃にでる最新号に、各盤に関してもうちょい書きましたので、
もしキョーミあるかたはそちらをてにとられて勘弁・・・
でもええ雑誌なので(私ごときが雑文書いてる点はともかく)ぜひ読んでくださいTRASH-UP。日本唯一のトラッシュカルチャー専門(？)誌でありますけん何卒。と、以上宣伝。
ともかく３．１１以前から自分にあった傾向だが、３．１１以降ますます歌にダイレクトに来る言葉を求めるようになった気がします
(1,2月頃は何故か泉谷やsion、ローリングストーンズをよく聴いていた)
また足を怪我したのもあってか、踊ることに比重おいたテクノを家ではますます聴かなくなって大半を売り払ったが、電子音響に比重置いた音楽は前より好きになった。
ちなみに大地震の後2日間ぐらい自分から音楽を聴く気になれなかったが、13日の深夜にMARUOSAという、ふだんは一人で打ち込みと声ですごく激しい音楽をプレイしてるヒトが
ust放送を使って朝方まで選曲した音楽を流すとツィッターで知りなんとなしに聴いてみたら、それがすごく不安なヒトの心に沁みるよな、暗がりにほのかな灯りをともしてくれるよなええ選曲だった。
(あとでMARUOSAさんに連絡をとってみると、不安で夜も寝付けない状況の人のことを思ってのustらしく、彼自身高校の頃に阪神淡路大震災を経験したらしいとか)
とにかく私はそれにまず救われたのをよく覚えています。
そして自分から聴こうと思ったのがRCサクセションのRHAPSODY。この盤は5年前に北海道をチャリで放浪しながら途中に芋掘りのバイトして買ったCDで、
そのときも「チカラになる音楽を聴きたい」と思い買ったが、今回も音楽にチカラ貰いたいと思って真っ先に思いついた盤だった。
オープニングのキヨシローのキレキレなMCは何100回聴いても心を奮い立たせてくれる。
ちなみに2011年に最多回数聴いたと思える音盤はDIEGOのYou Are Free。ほんとはランキングの１０番目に書いてたが、後で2010年の盤だと気づき、変更。
赤い疑惑のレコ発のときに初めて観て、でもそのときはすごく良いとまでは思わなかったが何かひっかかるところがあってライブ後にCDを購入。
そして個人的にいろいろとどん底な状態だった夏は何故かこの盤ばっか聴いていた。何故なのかよくわからないが、よくわからないなりにこの盤のもつ空気感がひっかかってた夏でした。
次点
・ゆーきゃん ロータリーソングズ
・埋火 ジオラマ
・ALFRED BEACH SANDAL One Day Calypso
・bossston cruzing mania Loaded,Lowdead,Rawdead
・DODDODO 「ど」
・平賀さち枝 さっちゃん
・あなあくやまい あなあくやまい（CDR）
・昆虫キッズ Around Tokyo vol.3（CDR）
・the act we act いってきます
・スカート ストーリー
・木下美沙都 それからの子供
・木下美沙都 瀬田なつき × 木下美沙都 SOUNDTRACK
・BOGGY 青い春
・MOROHA MOROHA
・SUPER DUMB go everythere!
■2011年にリリースされた作品以外で、よく聴いた音楽
・RCサクセション RHAPSODY naked
・DIEGO You Are Free
・泉谷しげる 光石の巨人
・SION TRUE LIVE/1989ー1992
・レジデンツ not available
・タコ タコ
・INN JAPAN THA HAKATA ERA 2001ー2006
・owllights POP Konducta
・センチメンタルシティロマンス はっぴいえんど
・GROUNDーZERO plays standards
・WRECKLESS ERIC WRECKLESS ERIC
・nontroppo 酒池肉林のハワイ ライブ
・ガセネタ グレイティスト・ヒッツ
■今年のこの１曲
ECD まだ夢の中
・俺らにはザッパや江戸アケミやフェラクティやアイラーやカーティスやキヨシローやジョーストラマーやボブマーレーやどんとやアリアップもついてるし、ECDもいる。
未来のことを考えたら、もう原発は無いほうがいい。俺らもがんばろう。
■ライブ、イベント等々で良かったもの
3月2４日 s-explode、Unfair roots、Montgomery Drive、ゆいだいき、NOT GREATMEN、HOCKLE HOCK
@熊谷blueforest
・震災および原発事故発生から間もないこの時期に、米国からUnfair roots、Montgomery
Driveがやってきてくれた。
前年に熊谷が誇るドライビング・ロックバンドs-explodeが米国ツアーしたときにサポートしてくれた日本のアニメが好きな頼もしい3人の米国人。
彼等に応える気持ちと、様々な状況への怒りをエネルギーにブチマケタs-explodeの演奏はいつもに増して凄かった！
あの日の演奏は全盛期のBAUHAUSやSTOOGESよりブチ切れてたと思う。
マイアミからやってきてから連日ライブしてる３人は疲れもありながらもバッチシええプレイしてくれた。
共演バンドも皆気合入りまくりで、NOT GREATMENの中静君が演奏中に「人間をなめるな！」と叫んだ場面、
HOCKLE HOCKのヒキマさんの胸が熱くなるようなMCなど、忘れられん場面も多かった。
ワタシもゆい君と冒頭で一曲即興させてもらったが、何をラップ(？)したかはよく覚えとりません・・・。
ちなみにUnfair roots、Montgomery Driveの３人の事をゆい君がブログに書いていて↓
http://blog.livedoor.jp/yuivon/archives/2011-03.html
8月7日「 夏だ！ザ・なつやすみバンドがやってきたよ」 ザ・なつやすみバンド、あだくろ、高城晶平
@阿佐ヶ谷ROJI
・飲み屋さんの空間を使ってのレコーディング資金調達のための投げ銭ライブ。
直前に集中豪雨が降り出して、屋根を叩く雨音や時に落雷も聞こえる中、空間めいっぱいにヒトが集まっての約1時間は
すべての状況を味方にしてたと思うような素晴らしい演奏としか言いようがなかった。
演奏された１２曲はどれも名曲と本気で言いたくなるぐらいに素晴らしいのだが、このバンドの演奏は絶対直に観るべきだと思う。
ワタシは追っかけます。
無論今年春頃に発売されるだろう音盤は全国の(このかなしいうわさHPに目を通されるような)ポップ音楽中毒の皆様方は絶対聴いたほうがいいですよ、
略するとTNB。要注目です！
ちなみにこの日の様子を書いたザ・なつやすみバンドのブログ↓
http://natuyasumi.kataomoi.main.jp/?page=1&month=201108
10月 nontroppo、bossston crusing mania、worst taste、EXTRUDERS、HALBAC
@秋葉原グッドマン
・この日は対バンもひっくるめすごくええ企画で観たバンド全部よかったが、福岡からやってきたノントロッポの
縦横無断に畳み掛けるような痛快演奏にもっていかれてしまったリゾートダンス天国(もしくは地獄)。
こんなクレイジーなバンドのライブを年に何度も観れる福岡の人たちは幸せ者です。
ちなみに会場に獅子舞をもちこんだ私は見事ノントロッポGIG恒例の騎馬戦の馬としてBOGGYさん(ノントロッポのボーカル兼ギター)を担がせていただく栄誉に授かった。
ほんと最高の思い出です。
ちなみにこの日様子を書いたBOGGYさんのレポ↓
http://blogs.yahoo.co.jp/bogey4649/28709505.html
11月27日 NRQ、mmmミラクルバンド、hununhum 、helll、豪邸
@桜台pool
・ZINEギャザリングに連動したライブ企画。NRQのギターの牧野さん、hununhumのサックスの根本さん、
そしてNRQとｍｍｍでトランペット、スティールパンを演奏してたMC sirafuさんの3人は、
近年ワタシがもっとも国内で気になる音を持った楽器奏者の方々だったりします。
無論この日にみたバンドの演奏も素晴らしかった。どげん素晴らしいかを書きだすとむちゃ長くなりそうなので割愛。
ちなみにこのTOKYO ZINESTER GATHERING自体のHP↓
http://zinestergathering.blogspot.com/
ええイベントなのです、まさに自主制作(DIY)文化まつり。こういうイベントがトーキョーのみならず各地ローカルでどんどん増えりゃええな〜。
自分でやろー！
12月10日 「ハイコレ円盤編」 BOGGY、INN JAPAN、カシミールナポレオン、深水郁
＠高円寺円盤
・ハイコレとは先にもふれた福岡でヨコチンレーベルを主催するBOGGYさんによる企画で、以下その趣旨文を引用すると↓
進化しすぎた人々の、進化しすぎた人々による、進化しすぎた人々の為のイベント。
というコンセプトで始まった「ハイコレ」は、食い合わせの悪そうなキャスティングを意図的に楽しむバッドテイストな感覚と、
チープで悪趣味な要素をブチ込んで観客をアッと驚かせるエンタテイメントである。
福岡で97年にスタートし、2011年11月で113回目となるこのイベントには、
古今東西、日本はもとより世界中からハミダシ者が集まり、盛大かつクレイジーに開催！
扉の向こうは未知なる世界、それがハイセンスコレクション、ハイコレ！
あらゆる意味で手抜かりなしの高品質(あるいは最低品質)と惜しまぬ手間や努力、そして人間力。
とにかく2011年で一番笑わされまくって死にそうになった日でした。
（ちなみに先日はヒカシューと倉地久美夫さんとアダチ宣伝社と電子たくあんがブッキングされたとか・・・）
ちなみにこの日の様子を書いたBOGGYさんのレポ↓
http://blogs.yahoo.co.jp/bogey4649/28926433.html
■音楽以外でのベスト10
・西村ツチカ かわいそうな真弓さん
・今井哲也 ぼくらのよあけ
・コージィ城倉 ももえのひっぷ
・RIN、板垣恵介 どげせん
・平松伸二 ザ・松田
・しりあがり寿 あの日からのマンガ
・山上たつひこ、いがらしみきお 羊の木
・須田慎太郎、森本ヨシアキ 淀川ハートブレイカーズ
・川崎大助 フィッシュマンズ 彼と魚のブルース
・磯部涼 音楽が終わって、人生が始まる
・音楽とこまどり稼業以外は漫画を読むぐらいしか趣味がないのでぼちぼち漫画読んでます。
でも絵が上手すぎたり端正過ぎてソツの無い漫画はあんまし読みたい気分になれないので困ったものですが・・・。
音楽も漫画もテクや上手さに走られるよりか、１回ふれるだけではよくワカラナイけどずっと気になってしまうもの、自分が年食っても長らく読めそうなもの、
うしろめたさがあっても読みたくなるもの、漫画にしか表現できなさそうな執念がこめられてるものに惹かれて、今でもエエ歳こいて週に３日はコンビニや本屋で立ち読みに励んでます。
もちろんおかねのある時は買います。
そして電気使ってるやつより、紙を使って作られてるやつのほうが好きです。
■自己紹介
・３４歳独身、自称・こまどり社。2012年で看板かかげて6年目。
ヒトによく「で、こまどり社って何なの？」と聞かれても自分ではうまく説明できないよな活動をやってます。
獅子舞から似顔絵(地域最速)、イラスト描き、紙芝居、叩き売り、司会などなど。基本おもてなしのスキマ稼業。
一応自分なりにすべて筋をとおしてきたつもりですが、いまいち理解されにくいようです。
それでも各種御用命あらば何卒。
２０１１年は正月3日めに獅子舞でひざをこわして、一年の半分以上をひざのことで歯痒い思いしながら過ごすことになりました。
自業自得といえど、そういう歳なんだな思いつつ怪我以外のこともいろいろ考えさせられたり、怪我の治りも一進一退な状況に落ち込んでたときに
友人達に夜中に車で大洗の海に連れてってもらい寒さにふるえつつ焚き木してラーメン作って星をみました。
でもその一週間後にデカイ地震が起きて原発事故がおきて、全てが一変しました。大洗の海岸にいくとき通った道路も壊れました。
いろんなことに翻弄され、アッパーになって友達と喧嘩してしまったり、できたばかりの弟子をクビにしてしまったり、テンパったりしてるうちに沈んで一度こまどり社の看板下ろしてしまったり。
ほんと世の状況がろくでもない方向にころがってきているのに見せかけのまがいものみたいなことが横行していく状況にはとことん絶望しそうになったけど、
すてたもんじゃないと思えたこともたくさんあった。こんな状況で(いや、だからこそ)新たにたくさんの素敵なヒトと知り合えたし、石井さんにも直接会えた。
こまどり社も秋頃から調子をすこしづつ戻してきて、無事2012年の正月はまた獅子舞をプレイできました。ありがてえことです。
2012年もいつなにがおこるかわかんないし、歳や状況(何一つおわっちゃいない!!)や身体のこととかもひっくるめて、動けるときは去年の倍ぐらいはがんがん動いてやろうと思います。
でも身体にゃきをつけます(みなさんも気をつけて)。あと原発反対。以上こまどり社でした。
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