おれ的わたし的2010ベスト


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yokidaaaaaan
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2010年にリリースされた音楽で、良かったものベスト10

直枝政広/HOPKINS CREEK 10th Anniversary Deluxe Edition
Ino Imai Axel Nori / rostbestandige zeit
パラダイス・ガラージ/実験の夜、発見の朝 12th Anniversary Deluxe Edition
SION/燦々と

すいません、どうしても3枚しかありません。
それなりに新譜買ったのですが、良かったもの(よく聴いたもの、今もよく聴きたいと思えるもの、まだ数回しか聴いていないけど衝撃が強かったもの)はこの3枚です。
保守的だなあと思います。
直枝政広は前から買おう買おうと思っていましたが、ちょうどボーナスディスクつきのデラックスエディションが出ましたので、即日買って聴きました。
冒頭「大食漢」という曲で始まりますが、私は本当に今年食への慾が高まっておったところで、ああこれがロックになるのだと、中華やそば屋に通いました。
これまた未読だった著作「宇宙の柳、たましいの下着」も翌日か翌々日には買いに行き、あまり聴いていなかったXTCを聴くことになりました。
下段の項目に書きますが、今年は直枝政広に加え、山本精一、ムーンライダーズ、AZUMI、あべのぼる、豊田道倫と、なんとなくつながる日本人たちをよく聴きました。
Ino Imai Axel Noriはフリージャズのことはあまりわからないし、どういうミュージシャンなのかもわからないまま、2月3月とよく聴きました。
今だってよく聴きたいと思えるのでここに加えました。
まだ数回しか聴いていないけど衝撃が強かったものがパラダイス・ガラージの再発デラックスエディションです。
すでに定まった評価があるから立派で豪華なデラックスエディションで再発されるのであって、しかもつい先日買ったのであまり書けることはありません。
豊田さんの日記(ブログ)は、いつも毎日もっとも楽しみにしている、というと伝わらないものがあるが、そういうもののひとつです。
3枚しかないと思っていたのすがiPodの再生回数をみるとSIONも入れるべきだと思い直しました。
「良かったもの」と言われると力強すぎる歌詞に手放しに「良かった」とは言えない自分がいますが、SIONも聴きました。








2010年にリリースされた作品以外で、よく聴いた音楽

山本精一/なぞなぞ
クレイジー・キャッツ/クレイジー・シングルズ
大滝詠一/ヘッドフォン・コンサート LINK
小林克也、大瀧詠一/あの「マイケル・ジャクソン出世太閤記」をもう一度 LINK
近田春夫&ハルヲフォン/ハルヲフォン・レコード
Neil Young with Crazy Horse/Everybody Knows This Is Nowhere
XTC/Black Sea
Aaron Neville & Art Neville/the very best of aaron & art neville
ムーンライダーズ/青空百景
指揮:山本直純 演奏:日本フィルハーモニー楽団/山本直純フォーエヴァー〜パロディコンサート〜

今年初めて聴いたものに絞りました。
山本精一なぞなぞは中古で見つけて、一年で一番聴いているアルバムです。
このジョジョ広重の評を読んでずっと聴きたかった。これは聴けてよかった。今年のマイベストは「なぞなぞ」。
クレイジー・キャッツはゼミの教授と母と大瀧詠一の影響で、上半期はほとんどクレイジー・キャッツを聴いていた。そんなところ谷啓が死にました。
今、山田風太郎『人間臨終図巻』を読んでいますが、老年になると転倒からおかしくなって鬼籍に入らんとするはかなり多いようで、敬愛する先輩諸氏気をつけていただきたい。
大滝詠一ヘッドフォンコンサートと「マイケル・ジャクソン出世太閤記」はニコニコで落として聴いていました。これもかなり聴いた。「日本ポップス伝」も聴いた。
(石井追記:ヘッドフォンコンサート参考リンク)
有名なところだと思いますが、出世太閤記では鶴太郎マイケルに谷啓がガチョーンを教示します。9月、追悼として聴きました。
近田春夫はなんだろうか、よくわからないけど、頭がつまらないときに聴きます。単純にかっこいいということなんでしょうか。
XTCはリフかっこいい!アーロン&アート・ネヴィルのベストはお得。いい曲ばっかり。
ムーンライダーズ青空百景は言わずもがなの名盤でした。
今年はタモリの「今夜は最高!」がyoutubeに多く上がっていたので喜んでそれを見ていたのですが、
山本直純の音楽コントがおもしろくて、買いました。志ん朝が出てきます。
ちなみに「今夜は最高!」で最も笑えたのは藤山一郎の会(youtube)。慶応幼稚舎出身のじい様はトークもコントも行ける。

昨年から聴いていたものでは以下2枚はかなりの回数聴きました。

AZUMI/ALBUM
あべのぼる/MAGIC ANIMALS









今年のこの1曲
藤山一郎/男の純情








ライブ、イベント等々で良かったもの
円盤ジャンボリー 1/9(土)@渋谷o-nest
 かえる目目当てでしたがやはりとてもよかったです。しかもかえる目+二階堂和美はかなり楽しかったと記憶しています。
 あとNEWDAYというハマケンのバンドでハマケンは在日ファンクと区別できていないしサックスの人は(MCが)残念な感じがぷんぷんしていたが、
 ファンキー・ドラマーな中尾勘二は超がつくほどかっこよかった。

音遊びの会/音の危機一髪!3/22(月)@旧練成中学校
 障害児とはよく関わりのあるほうだったので、楽しみにしていた。
 内容はなんだかよく覚えていないが、おもしろかった。管楽器が入ったり、ダンスが入るとかなりよかったと記憶しています。

祝春一番2日目5/2(日)
 はじめて行きましたが、今年行けて本当によかった。
 仕事の都合でこの日しか行けなかったが、本当は坂田明やMagic Animalsが見たかった(Magic Animals見たかった・・・)。
 石田長生&オスマン・ビングルが特にかっこよかった。ペーソスに笑った。
 ビール飲みながら赤福食ったのがうまかったです。
 「トイレは・・・」

jojo広重インストア10/3(日)@新宿タワーレコード
 実際のライブを見たらたぶんひいてしまうので、小粒でノイズギターかっこよくてよかった。
 
中川五郎、アリエル・アッセルボーン/クリスマス・ライブ12/5(日)@下北沢東京都民教会
 ちょっと不思議な人たちがたくさんおり、空気も不思議で(謎の希望に満ち溢れているような・・・)若干居づらい気がしないでもありませんでしたが、
 ノーPAでも音響がとてもよく、落ち着いて音楽を聴けました。アリエル・アッセルボーンの歌がうまかった。






音楽以外でのベスト10

今年読んだ書籍ベスト10(順不同)

中野重治/ 五勺の酒 萩のもんかきや(講談社文芸文庫)
中野重治/ 本とつきあう法(ちくま文庫)
井上ひさし/ 私家版日本語文法(新潮文庫)
梅原猛/ 梅原猛の授業 仏教(朝日文庫)
新井英樹/ 定本宮本から君へ(太田出版)
直枝政広/ 宇宙の柳、たましいの下着(boid)
山田風太郎/ 明治断頭台(ちくま文庫)
山田風太郎/ ラスプーチンが来た(ちくま文庫)
山田風太郎/ 人間臨終図巻(徳間書店)
江戸川乱歩/ 江戸川乱歩傑作選(新潮文庫)

山田風太郎の博覧強記に憧れた。

番外
二葉亭四迷/私は懐疑派だ 青空文庫LINK
書籍というかひとつの短い文章です








自己紹介
教員1年目。
バンドの顧問をできたのは特にうれしかった。







2010年はどんな年?
社会人になり、お金を稼ぎ始めました。
読書量が急増したことと、あまり家で音楽を聴けなくなりiPodで聴くようになったことが大きな変化です。
また私の側の人間的な冷たさの問題で、日本の一部のアーティストにはついていけないと思い始めました。
センチメンタルを嫌悪し、ウィットおよびそれに由来するユーモアを称賛します。
ものすごい保守化してきました(政治的にではありません)。
毎場所の白鵬の奮闘には涙しました。
父が元ドラマーであることが判明しました(今日12/30)。
内田樹を疑い始めました。内田樹の書いたことだけ読んでしまうと、
「そういうことについてそういう風に言うのは内田樹だけ」なので内田樹的思考から自由で無くなってしまうことを無意識に恐れ拒絶し始めました。












yokidaaaaaanさん、ありがとうございます!
背景含めてその人が選んだ訳や後ろが見えるこういう投稿があると、個人的に凄く面白いし、やっていて良かったなと思います。
挙げてもらった作品は極力すべて聴こうと思います。
春一番、良いですよね。本当に。僕はあのコンサートに行けるというだけでこの時代の日本に生まれて本当に良かったなと心から思います。
石やん凄く良かったですよね! アベちゃんが亡くなったのは、心から残念です。ここの更新を続けていく事も、一種彼への恩返しの積もりだったりします。



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