おれ的わたし的2008ベスト


■お名前
nari  elephant





■2008年にリリースされた音楽で、良かったものベスト10

1. Metronomy / Nights out
 断トツ。ここまでオリジナルなプロダクションはここ最近ではなかったように思います。ユーモアと脱力感。泣きながら踊れます。

2. Deerhunter / Microcastle
 Deerhunter、Atlas Sound、No Ageは甘ったるいけど暴力的な感じが所謂ネオ・シューゲイザー勢よりも今の気分にぴったりきました。逃げろ逃げろです。

3.ウリチパン郡 / ジャイアント・クラブ
 ウリチパン郡はDirty Projectorsへの日本からの回答ともいうべき、出自不明、複雑なのにポップな素晴らしい作品でした。

4. Nico Muhly / Mothertongue
 音楽・声でここまでできるのかと驚きました。決してBGMには出来ない類いの音楽。美術品を所有する感覚です。

5. 石橋英子 / Drifting Devil
 すごいす。ここではない場所なんだけど閉じてなくてここに繋がっていて…
 石橋英子×アチコ名義での作品もそうだけど、Robert Wyattとかそういうレベルのポップ・ミュージック。ジャンルは?とか訊かれたら何て言えばいいんでしょう。

6. Bon Iver / For Emma, Forever Ago
 なんてことない作品のようで、いつの間にか癖になってました。

7. No Age / Nouns

8. Vampire Weekend / Vampire Weekend
 溢れる情報を自分たちのセンスで消化する軽やかな知性。ウェス・アンダーソンの映画が好きな人にはたまらないんじゃないでしょうか
 「M79」なんて映画で使われてなかったっけ?と思うような曲。

9. Atlas Sound / Let The Blind Lead Those Who Can See But Cannot Feel

10. 麓健一 / 美化
 麓さんの曲にはその時々の「今」が詰め込まれていて、そこに現れる自分や今はもういない人・景色に、麓さん自身が距離を測りあぐねているようでおもしろい。
 自己陶酔に陥らずに歌い抜こうとする誠実さは彼の一番の魅力だと思います。








■2008年にリリースされた作品以外で、よく聴いた音楽

The Microphones / The Glow Pt. 2

 まさかの国内盤2枚組仕様で再発。
 現在はMount Eerie名義で活動する('08リリースのJulie Doironと一緒にやったアルバムも良かったです)
 Phil Elverumが率いていたバンドで、Kレコーズで一番好きかも。この関連でMirahやLittle Wings、マヘル(特に工藤礼子さんの『夜の稲』)もよく聴いてました。






■今年のこの1曲
Screaming Tea Party / Death Egg
 アルバムが楽しみなバンドです。
Youtube







■ライブ、イベント等々で良かったもの

今年はあまりライヴを観に行ってないのですが、nhhmbaseとneco眠るのライヴのライヴはいつ観てもハズレなしでした。
あとは初めて行った朝霧JAMでのFlying Lotus。
Sufjan Stevensを見逃してしまったのが心残りです。








■音楽以外でのベスト10

<映画ベスト10>

1. スティーヴン・ウォーカー『ヤング@ハート』
2. 宮崎駿『崖の上のポニョ』
3. エドガー・ライト『ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!』
4. ニコラウス・ゲイハルター『いのちの食べ方』
5. ポール・トーマス・ アンダーソン『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』
6. 野本大『バックドロップ・クルディスタン』
7. 橋口亮輔『ぐるりのこと。』
8. ジュリアン・シュナーベル『潜水服は蝶の夢を見る』
9. 井口昇『片腕マシンガール』
10. 黒沢清『トウキョウ・ソナタ』

おじいちゃんおばあちゃんの歌うボブ・ディランの「Forever young」と、海の上を駆けてくるポニョに涙。



<コミックベスト10>

(今年刊行で10巻以下&去年選んでないもの。同じ作者のものはひとまとめに)

1. 東村アキコ 『ママはテンパリスト』『ひまわりっ~健一レジェンド~』
2. タイム涼介 『アベックパンチ』
3. 岩本ナオ 『町でうわさの天狗の子』 『雨無村役場産業課兼観光係』
4. 原作:綱本将也 作画:ツジトモ 『GIANT KILLING』
5. 石黒正数 『ネムルバカ』『それでも町は廻っている』
6. 小山宙哉 『宇宙兄弟』
7. 中村光 『聖☆おにいさん』
8. とり・みき 『冷食捜査官』『ロボ道楽の逆襲 』
9.日本橋ヨヲコ 『少女ファイト』
10. 安倍夜郎 『深夜食堂』

『ネムルバカ』での造語"駄サイクル"はヒットでした。









■自己紹介

23歳男。







■2008年はどんな年?

何故か地元ローカルFMで週1時間の枠をもらい、好きな音楽を電波に乗せられるようになったりしました。
仕事も含め'09年はもう少し余裕ある人になりたいと思うのです。
おなかが空いたらうどんをこねだすくらいの。














表紙へ

inserted by FC2 system