おれ的わたし的２００７ベスト

■お名前
ナギラミツタカ　　　Uma Nuvem Se Aparece

■2007年にリリースされた音楽で、良かったものベスト10

・扇谷一穂　/canary 　 おおはた雄一プロデュース。渋い選曲のシンプルな歌モノカヴァー集が染みました。 ・小谷美紗子　/out 　 前作で衝撃を受けたんですが今作はそれを更に上回る仕上がり。最高傑作かと。 ・チップE　/jack trax ・ダイナソーL　/24→24music 　 ここ数年はハウスやディスコの再発を良く聴いていて、その流れから。 　 今年は宇田川町やクラブ界隈の危機が叫ばれた一年でしたが、 　 ようやくCD化された素晴らしい再発を聴いていると 　 ダンスミュージックの魅力はまだまだ伝わりきっていないと実感します。 ・セルダ ・エドゥアルド・マテオ　/マテオソロ 　 P-vineの「レアグルーヴ世界一周」シリーズが大当たりでした。 　 トルコ産サイケデリック・フォークのセルダは非常に刺激的でいなたくて最高。 　 ずっと聴いてみたかったウルグアイ産サウダージ、マテオのソロもCD化。期待以上の傑作でした。 ・高柳昌行 ニュー・ディレクション・フォー・ジ・アート　/ラ・グリマ（涙）完全版 　 正直、高柳は苦手だったんですがこれは別。 　 トランシーなフリージャズ。カンやファウストを思い浮かべました。 ・鈴木良雄　/フレンズ ・杉本喜代志　/バビロニアウインド 　 フレンズでは本田竹曠、バビロニアウインドでは市川秀男、 　 僕が大好きなピアニストの作品がCDで聴けて非常にうれしかったです。 　 時代を感じさせる熱い演奏も素晴らしい。 ・マイク・ウエストブルック　/グース・ソース 　 ひっそりと再発されていたUKジャズロックのキーマンの諸作。 　 その中からヘンリーカウのメンバーと合体した異色作を。 　 ジャズというよりは異形のジャズ風ブラスバンドという感じで興味深く聴けました。 ・VA　/achili funk - gipsy soul 1969-1979 　 職場でのバルセロナ熱の中、スペインの７０年代レアグルーヴ・コンピはど真ん中でした。 　 ラテンやフラメンコ、アラブも全てファンク　/ソウルにしちゃった 　 陽気なイージーさが楽しくてヘヴィーリスニングでした。 　 輸入盤なのにライナーに日本語訳があるのもポイント高いです。 ・ost　/I'm not there 　 ボブ・ディランの伝記映画のサントラ。 　 サントラはキャレキシコやヨラテンゴによるディランカヴァー集。 　 シャルロット・ゲンスブールが歌う「just like a woman」がグッと来ました

次点 ゆらゆら帝国　/空洞です 　 違和感ありまくりのポップな問題作。 　 聴き続けたらだんだん好きになっていきました。 Afrika Bambaataa　/Death Mix 2 UA　/Golden Green Altz　/Tight 20 ECD　/Strictly Rockers Re:Chapter 17 Blasthead　/outdoor Kip Hanrahan　/Beautiful Scars Dee Dee Bridgewater　/Red Earth

■ライブ、イベント等々で良かったもの
・エグベルト・ジスモンチ来日
　 圧巻でした。

・音で聴く『電子音楽 in JAPAN』
　 三回全部行きました。お勉強的なイベントも最新機器のおかげで
　 こんなにわかりやすく楽しくなるものかと感心しました。
　 それは無論、田中氏の凄さにもよるものですが。
　 続編求む。

石井補足　→「自然体。」さんのレポート







■自己紹介
中央線のレコード屋店員２８歳です。
ジャズが好きです。
ジャンルレスで面白い企画だと思って毎年見させていただいてました。
今年こそはと思い、決死の覚悟で参加してみました。









■2007年はどんな年？
シスコ閉店、ジェットセット縮小などなどなど音楽業界は激震でしたが、
相変わらずすばらしい再発に歓喜し、
時折すばらしい新譜にも出会い感動し、
結局聴き手としては何も変わりませんでした。
きっと来年も再来年も再々来年も楽しく音楽が聴けそうです。

nagiraさん　ありがとう！ 珍屋、常々噂は耳にしてるのですがまだ行ったことないのです。近々ぜひとも。 ジャズ好きとのことですが、超ボーダレスじゃないすか。おもろいす。 ＞結局聴き手としては何も変わりませんでした レコ屋の方のこういう発言は嬉しいなあ。どんなに向かい風であろうとおもろい音をおもろがっていきましょうヽ(´ー｀)ノ

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