おれ的わたし的2007ベスト | ||
■お名前
コウタロウ
■2007年にリリースされた音楽で、良かったものベスト10 |
1. Outlets /Outlets ホント生きてて良かった。どんなレア盤だろうと必ず再発されると経験済みで確信していました。このバンドの日本での再発はマジ嬉しい〜。 ボストンのガキ共のガレージ・バンド。マジ最高。今年はこの1枚でイキました。再発してくれた方に感謝。 2. Dinosaur Jr /Beyond ホントに驚いた。あまりの弾けたサウンドに。オリジナル・メンバーによる何か作用が働いたのか…。 ダイナソーを熱心に聴いたコトはないが、試聴してノー・タイムで買ってしまった。Jのたるんだ顎のラインとゆるんだ腹が逆にリアルだぜ。 3. Wolf And Cub / Vessels 今時ツイン・ドラムにする必要があるのがろうか?っという素朴な疑問も浮かんだが、心意気に惚れずにはいられない。 現在進行形のサイケデリックでゴイゴイのサウンドはフロアも濡らせるはず。いつまでも頑張って下さい。 4. Thief / Sunchild どうでもいいけど、このアルバムを聴く度になぜ「泥棒なんだ?」っと思ってしまった。隠語で違う意味があるのか…。思わせぶりなサウンドだからマジで気になる。 内容は文句ナシに素晴らしい。毎年1枚は必ずこんな愛聴盤がありますね〜。やっぱりサイケですな。 5. The Bird & The Bee / The Bird & The Bee 世間は2世だらけである。しかし2世ではないオレから見ると彼らは基本的には「素直な人」である。しかし稀にすれっからしがいる。 リトル・フィートのローウェル・ジョージの娘のデュオはただのモンド・ポップでは終わらないひねくれさが心地よい。 6. Various Artist /Tribute To Joni Mitchell 企画モノをこのランキングには入れたくなかったけれども、購入当初はかなり聴きました。参加アーティストの豪華さよりも、これだけ個性派が集まったコトに驚く。 ジョニ自身はどんな顔してこのアルバムを聴いたのだろうか。想像するだけでも楽しい。 7. Macy Gray / Big DVDのタイトルは忘れたけども、スティーブン・タイラーやデビッド・ジョハンセン等が出演したアポロ・シアターでのブルース・コンサートでメイシーが出演していた。 お洒落で貫禄があり、そしてくすんだ華やかさがあった。今作はその「くすみ」を希釈したので聴き易くなったが残念。 8. Nine Inch Nails /Year Zero ミニストリーに代表される「インダストリアル・メタル」は新種のメタルと言われていた。しかしトレント・レズナー1人の登場によって知的で内向的な音楽の代名詞になった印象を受ける。 これは凄いコトだ。今作も十分にカッコいい。 9. Cafe Tacuba /Si No 解散でもしてたのかと思ったメキシコのバンド。実はかなりファンであった。しかしアルバムごとにハチャメチャさは薄くなってきている。 次のアルバムはいつになるかわからないけど、 まだまだ期待してます。 10. Beastie Boys /Mix Up ジャケも中身も相変わらずセンスがイイし、文句はないのだが、このアルバムを聴いた若いリスナーが「あっオレもこういう風になりたい」とは思わないだろう。 このアルバムは30歳以上のBGM程度であろう。むしろBad Brainsの方がまだマシ。 |
■2007年にリリースされた作品以外で、よく聴いた音楽 |
今年は「和み」な1年だったので、公園で昼寝しながら聴くような音楽…だけではなかったけれども、サイケでピースフルなサウンドをよく聴きました。 しかしアナキン・スカイウォーカーにダーク・サイドがあったように我が心にもあった。夜の帳と伴にラウドでアナキーな音楽を欲するダーク・サイドが…。1位は時折よく聴くアルバムです。 1. XTC /Drums & Wire じつはパンク直後に出てきたバンド群が面白いんじゃないだろうかっと思ったりもする。 「非ロックをしろ」という風潮の中で高次元のロックをしたXTCはインテリだけれども、かなり尖ったヤツだったコトを認識。 2. Sly & The Family Stone /There's A Riot ブラック・ミュージックの異形にしてサイケの本命。ビートはオフでもオンでもいいし、ドラムも生音じゃなくてもイイや、ってそれじゃグチャグチャになります。 何を触媒にしたかは想像に容易だが、精神を解放しロックの最前線に向かう姿が美しい。 3. Twink /Think Pink さすが発狂寸前のシド・バレットと最後にツルんでた男である。心の闇は深く静かであった。不思議なコトにこのアルバムのダークなトーンは暖かくもあったりする。これこそが恐るべきサイケの罠である。 4. Nico /Desertshore まぁ〜とにかく悪いオンナ。ほんと〜にワルい。パリからNY、イビザ島まで、この人が移住する場所は危険地帯の最先端。ニコの声は低くてドスが効いてて危険なニオイがする。 5. White Noise /Electric Storm まさにあの時代ならではの音質というか音感。でもこのアルバムはちょっとディープ。聴いててホントに飽きない。やや素朴でもあるが、手探りで手作りの実験作という感じ。聴いてて面白い。 6. Brian Jones /The Pipes Of Pan At Jajouka 豊潤な才能と溢れ出る好奇心、そして孤独な魂が生み出した傑作。第3世界の音楽に空間処理を施すなんて、かなりイカしたヤツだった。 ただマルチプレイヤーとか言われてるけど怪しい。サックスの音色はイマイチなのがチャーミング。 7. 13th Floor Elevators /Easter Everywhere アメリカのシド・バレットだと思ってます、ロッキー・エリクソンが在籍。しかし、この時代に名を挙げたヤツは、ロクなヤツいないだろうし、ロクな人生歩めなかったんだろう。アコギなソロもお勧めです。 8. Alice Cooper /Easy Action 活動初期に「LAで最悪な音を出すバンド」との評判だったらしく、ザッパに拾われた。そしてこのアルバムは難解だ。 この後にザッパから離れ、首に蛇を巻いたりアル中になったりと、真っ当なハード・ロッカーの道を歩む。 9. Ash Ra Temple /Ash Ra Temple マニュエル・ゲッチングのギターは饒舌だ。20歳そこそこでティモシー博士と知り合いだったなんてマセてるよなぁ〜。親の顔が見てみたい。 ちなみこのアルバム製作時は10代だったらしい。どんだけ〜。 10. Kraftwerk /Kraftwerk2 残念ながら正式にはCD化されてはいないが、ソレ専の店にいけば海賊版で入手は可能。CD化しないのは彼らにとってはロックだったからだろうか。 トラック・メイキングしてる人なんかはかなり参考になると思うんだけど…。 |
■今年のこの1曲
Ted Nugent /Motor City Madhouse →Youtube
ステーキとビールが好きな人なんでしょう。コンサート前はアンフェタミンどころかナフタリンもガブ飲みでバカ騒ぎすることでしょう。マッドな気分になる時はこの曲が流しました。
■ライブ、イベント等々で良かったもの |
Red Hot Chili Peppers 東京ドーム 大物外タレのコンサートはショッピングやランチブッフェと同程度の娯楽です。しかしレッチリは本当に人気がある。 |
■音楽以外でのベスト10
1. 親しい人がヨガのインストラクターなので、ヨガをすることに。朝はカパラバディーという呼吸法をするんですが、いきなり酸欠になった。運動しなくちゃとは思ってるんですがね〜。
2. なんと2ヶ月間ベーシストとして友達のバンドに参加。しかし、彼らの先輩バンドの横柄な態度と段取りの悪さにカチン…口論からケンカ、果ては派出所で説教。迷惑をかけた人達には謝罪の言葉もないです。
3. 上海で働いてる従兄弟に会って来ました。短い滞在だったのですが、従兄弟の友達の中国の方がちょっと日本人に対して特別な感情を抱いていて日本人と中国人の違いを力説されました。
曰わく「日本人はタレ目で中国人はツリ目」とか「日本人は箸を…」。怖かった。
4. 警察学校を無事に卒業した友人が帰還。イカれたコトに貯金を頭金にキャデラックを購入。彼の母親は号泣。3交代制の勤務で乗り回せないのが思考回路というモノを持たない者の性。
5. ちょっとだけ松尾芭蕉にハマってみた。少ない文章の中に無限のイマジネーションを含んだ俳句は…とは言うもののよくわからない。でも風情があって心が落ち着きます。
6. 弟が婚約。またこの婚約者が微妙な感じ。
7. 高校の友達が歯医者なんですけど開業しました。「ちっ、セレブめ」と思ってたら、タメなのにこんなに借金するのっていうぐらいの内情。彼が生存中に金を返せるかわからないみたいです。
8. 変わった苗字の方の表札を携帯カメラで写すコトがちょっとした楽しみだったのですが、めでたく100件を突破。3年目でした。
しかしデジカメを買って全ての表札を撮りなおしたい衝動を抑える日々が続いた。世の中には信じられない苗字の人が結構います。
9. お台場で奈美悦子に突然「いい男ねぇ〜」と褒められた。来年は「Over The
50」でイキます。
10. 今年の仲間内のギャグネタはダウン・タウンのリンカーンに出てきた「練馬・ザ・ファッカー」なるヒップ・ホップ・グループと深夜番組の怒りオヤジでした。
石井補足 :ライムスター宇多丸 練マザファッカー出演時のリンカーンについての言及(必読!)→Link
■自己紹介
33歳で団塊ジュニア世代。
見逃せないタレントは東幹久。
「男女間に友情ナシ!」
■2007年はどんな年?
一言で終わります。「爆笑」
コウタロウさんありがとう! 他の方のベストももちろん面白いんだけど、コウタロウさんのは格別。おもしろすぎ。 赤裸々なんだよね。 練マザファッカーのD.O.については、上記の石井補足にあるリンクも読んでみてください。この放送はものすごく感動的だしすごく笑えるので、皆さんもにこにこ動画とかで探して観てみてくださいメ〜ン。 |